シアノコバラミンとメチルコバラミン、特徴や効果に違いは?

ビタミンB12は分子内にミネラルの一つであるコバルトを含むことから、コバラミンとも呼ばれます。

ビタミンB12には、シアノコバラミン、メチルコバラミン、アデノシルコバラミン、スルフィトコバラミン、ヒドロキソコバラミンがあり、サプリメントや医薬品などで良く知られているのがシアノコバラミンとメチルコバラミンです。

シアノコバラミンとメチルコバラミンの違い

シアノコバラミンとメチルコバラミンの特徴

シアノコバラミンは安定型、メチルコバラミンは活性型のビタミンB12として知られています。

ビタミンB12は体内で必要に応じて形を変えて補酵素として働きます。

ですので、ビタミンB12をシアノコバラミンの形で摂取しても活性型じゃないから効果がないということではありません。

葉酸とナイアシン(ニコチン酸)、メチオニンなどが働いてメチル基を持ったメチルコバラミンになり、ATPからアデノシル基が供与されてアデノシルコバラミンになり、それぞれ体内で活用されます。

シアノコバラミンとメチルコバラミン、効果に違いは?

メチルコバラミンは活性型のため体内で早く利用される、活性型のメチルコバラミンの方が効果が大きいという情報が見られます。

シアノコバラミンとメチルコバラミンの効果の大きさに差があるか調べてみたところ、メチルコバラミンの方が効果が大きいという研究を見つけることはできませんでした。

いずれにしても体内で働くビタミンB12の効果を大きくするならば、葉酸、ビタミンB6、ナイアシン、メチオニン、その他にさまざまな栄養素の協力が必要になります。

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